マリみての素晴らしさについて


もし仮に、タイトルにあるような論文を求められたら、俺はおそらく、A4レポート用紙3枚分じゃ足りないと思います。<挨拶

さて、マリみての素晴らしさはひとえに「悪人がいない世界」だからといってもいいかもしれません。本来は女性読者向けなのに、男性読者が多い理由はそこにあると思います。マリみてはご存知の通り、箱入り娘さん達の愉快な日常を描いている作品です。ラノベですが魔王とかいません。勇者もいません。いるのは天然ボケを連発するタヌキ顔の福沢祐巳などの可憐な乙女達だけなのです。しかしそこにこそ、俺が求める重要な要素がありまして、箱入りの空間で繰り広げられる日常を、横から眺めることが出来る、と言うべきかどうか。何と表現したら良いのか分からないんですが、例えるなら
近寄るんじゃなくて、ある程度距離をとった状態から見る
ってのが俺の見方なんです。これはとあるサイトさんのコメントにも書かせてもらったことなんですけどね。

この「悪人のいない世界」を言い換えるなら「綺麗な世界」とでも言いましょうか。そこで繰り広げられる日常がこんなにも面白いものだなんて!と思えるのです。それに彩りを添える「スール」という関係。ステキじゃないですか。血の繋がっていない人を姉や妹と慕い、友情を超えた付き合いがそこにはあるんです。同性同士だってのにこっちが恥ずかしくなっちゃうんですよ。
同時にリリアン女学園に行きたくなります。ロザリオの授受が見たいのです。新聞部のエースが見たいのです。ごく一部の人間は祥子様に叱られたがってましたが、どうせなら乃梨子同伴の志摩子さんに「コラッ!」って怒られた方が良いんじゃないかな?かな?それは俺だけかな?かな?