追記です


タイトルは気にしないでください。孤独のグルメのセリフを取り入れただけです。決してやましい気持ちなんてものはありません!本当です!


はてさて、先日のエントリーでは主に佐々木版SOS団の印象などを書いてみました。なので今回は分裂を通して、2年生になってからのハルヒ達を見ていこうと思います。(朝比奈さんは3年生ですが・・・



●変化を求めなくなったハルヒ
これは多くの人が読んでて思ったことでしょう。ライブアライブというイベントで確実にハルヒの性格が変わっています。クラス替えという新しい発見には格好の標的となりえるこの一大イベントをハルヒはほとんどスルーしています。その結果、たいしてクラスメイトの顔ぶれが変わっていません。谷口と同じクラスになり続けているということを深く考えてみようと思ったんですが、お互いにあまり快く思っていないようですし、たぶん谷口はキョンへの配慮ってところでしょう。同じ理由で国木田も同じクラスである、と。そしてそれ以外でもほとんど顔ぶれが変わらなかったこと。これがハルヒの内面の変化を知る手がかりなんじゃないでしょうか?まぁ、単純にハルヒは昼休みなど、各クラスなどを回っているので、大幅にクラス替えをする必要が無かった、というようにも解釈できますが・・・。
しかし、『憤慨』で阪中という友達ができ、ライブアライブで協調性や人に感謝されることを知ったハルヒキョンと出会う前と後では確実に別人でしょう。その姿を朝倉に見せたら何と言うかが少し気になったり・・・。


●お疲れ気味の古泉
SOS団イベント企画担当と、影でハルヒを支えるという大役を演じる超能力者。キョンが佐々木と共にハルヒの前に姿を現して以来、お疲れになっているようです。そんな彼ですが、次巻では出番がありそうですね。彼と遂になる存在の橘京子は、佐々木版SOS団では一番話がわかる人物だと思います。たぶん普通に接していれば、一番分かり合える人物ではないでしょうか?そしてそれは古泉も同じなわけで、彼もまた組織なんてもんが無ければ結構気の良いイケメンくらいのポジションなんでしょう。
古泉は次巻で、キョンの内面を浮き彫りにさせるために必要であると俺は思ってます。語り部キョンである以上、キョンが隠したがっている内面を言い当てるのは古泉の役目だからです。


●清涼剤の位置は不動の朝比奈さん
ある意味一番キョンに良い意味でも悪い意味でも影響を与えている人物です。それはキョンの未来人の善悪の判断が、『朝比奈さんが可愛いから善』という苺ましまろなことになっているからです。キョンはきっと伸恵好き。
変なほうに脱線しましたごめんなさい。それで、朝比奈さん(大)が必ず正しいとは限らない、ということをキョンは理解しているのかどうか・・・。


●今回は出番が少ない長門さん
高熱で倒れてしまった長門ですが、おそらく今回は天蓋領域という道の存在の危険性を表わすための描写なんでしょう。九曜が朝倉よりも出来が悪いとか言われてましたが、おそらく人間と接してある程度理解したTFEIだから人間のように振舞えるのであって、天蓋領域はまだ人間を理解して無いんじゃないでしょうか?天蓋領域といっても登場しているのが九曜だけなので何とも言えませんが。


●今回はとても出番が少ない鶴屋さん
お花見の話のためだけに登場した感じがします。次巻のラストはこの人との花見で締める。そう思ってます。


●また登場、期待の星ミヨキチ
何か更に美人になったとかで、期待を一身に背負うキャラであるミヨキチ。何で妹がミヨキチじゃないのかと言い出してるあたり、どうやらキョンロリコン思考が若干あるようです。


●風呂に入ってても突撃のキョン妹
兄が風呂入ってるその場所に電話を渡しに来るという大技を使用して見せたキョンの妹、出番は少ないですが将来が何だか心配です。



分裂では、主に佐々木版SOS団の紹介がメインだったように思えます。次で決着が着くのではなく、しばらく登場キャラとして出てくるからこそ紹介に力を入れたのかもしれませんね。
個人的には佐々木にはこれからもずっと登場して欲しいです。おそらくキョンが思い出した佐々木との過去は、本人の語りである以上視点が1人称です。なので、国木田や須藤あたりにどんな印象を持たれていたかなど、是非作中で語ってもらいたいです。そして、佐々木が登場したということは、そろそろ登場していいんじゃないか、と思うキャラがいます。それはハルヒがかつて付き合っていた男たち。谷口の言葉を借りるなら2週間ともたないというヘタレなんだかどうなんだかは知りませんが、そんな彼らが今、どこで何をしているのかが微妙に気になります。そんな彼らとキョンが出会ってどんな感情を抱くかも気になりますし。まぁ同情するだけなんでしょうが・・・。